その熱い思いはご本人しか分からんのです。

私は佐賀商工会議所の専門家派遣事業(エキスパートバンク)に登録しております。
会員事業所さんから主にホームページに関するご相談が会議所さんにあると、会議所さんから連絡が入り派遣される形で事業所さんを訪問してご相談をお受けしています。
その熱い思いはご本人しか分からんのです。
2回目となる今回もホームページの運用や活用方について事業所さんを訪問してきました。ご相談の内容は「作っただけのホームページをどう活用して良いか分からない」というものでした。

【作っただけ】=ホームページというものが何か分からないまま、制作側にすべておまかせなので、愛着もなく更新されずに放置さている。

という場合がほとんどです。

約120分の指導。
最初は「こやつ何者!?」という見えない壁を感じてのスタート(笑)。
しかし、時間も半ばに差し掛かるといつのまにか壁は無くなり、社長の商品対する熱い思いや制作秘話を話して下さいました。私の性格上、熱い思いを聞かされると鳥肌が立つほど感動してしまい、感情移入してしまうんですけどね。
でも、それが、ホームページではとても重要な「興味をもってもらう」という貴重なコンテンツだったりするわけです。

私:「社長、その思いをもっとホームページで表現してください!」
社長:「そうだね^^」

この私と社長の120分の流れこそが、ホームページの新規客と運営者との関係でもあります。

1.初めて訪れるホームページに対する”疑心暗示”な壁。
2.目を引く写真やキャッチコピーで興味を引かせ。
3.顔写真や製作現場を見せる事で訪問者の見えない壁を無くす。
4.運営者の話をもっと聞きたい(見たい)とリピーターになる。

今回、120分の短い時間でしたが、制作する側も少し考えさせられる部分はあります。
ホームページを制作するとは、ただ写真を撮る、ただ文章を考える、ただHTMLやCMSで組んであげるのではなく、詳細な打ち合わせし、第三者的な目線での聞き取り、誰に何をどうしたいのかといったターゲットの設定等、こちら側から積極的にアプローチしてあげる部分も必要なのではないかと思いました。
そこには、もちろん料金や対価を発生させないと制作側もリスクがありますからね。

最後に社長がおっしゃった言葉がとても印象的でした。
「今のホームページじゃ魅力が何も伝わらないよね・・・」

120分間でそれが分かって頂けただけでも、大きな一歩だと思います。
答えが明確になったところで、私の指導も終了でございます。
あとは、どう改善されるのか見守って行きたいと思います。

最後に、ホームページは振ったらジャラジャラと小判がでてくる『打ちでの小槌』では無いと言うことです。

ご注意

この記事は、2010年11月06日 に作成されたものです。

現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。



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